安定した家賃収入を得られる、購入資金を借り入れで賄えるので少額の元手で始められる――投資用マンションの購入を勧める動きが引き続き盛んです。

中には、融資をめぐる案件で不動産会社から金融機関に提出された借り入れ希望者の年収や職業などを記した審査資料が改ざんされている事例も見つかったといいます。

こうした会社は投資用マンションの購入者に不動産投資に対するリスクを十分説明していない可能性もあります。

実際、筆者のところへ投資すべきかどうかの相談に来られる人が持ち込んでくる投資用マンションの事業収支シミュレーションにはおかしな部分が散見されることが多いのです。

今回はマンション経営を始めるに当たってチェックしておきたい「勘所」を紹介します。