お悩み・課題
- 気に入った立地の中古戸建なのですが、仲介業者に不明点について説明を求めても、明確な回答がないままに、明後日契約予定となっています。
- 不明点については契約時にすべて説明すると言われていますが、不安なので契約に立ち会ってもらえませんか。
解決の道筋
- 契約当日、弊社は契約に立ち会い、Aさんが不安に思っている点やその他不明点について、ひとつひとつ確認しながら契約手続きを進めました。
- ところが、瑕疵担保責任を3か月間負うという記載が契約書にあるにも拘わらず、契約日当日に1か月に短縮したいと仲介業者が交渉を迫ってきました。さらに、当初から買主に対し、現況有姿取引であると説明しているので、売主はそもそも瑕疵担保責任を負う必要はないと仲介業者は主張してきました。
- 現況有姿取引とは、目に見える範囲において現況という意味であって、隠れた瑕疵は売主も買主も通常では気づかない部分の欠陥や不具合にあたり、現況有姿取引だからといって、瑕疵担保責任を負う必要はないということはあり得ないと弊社はその場で説明。さらに、契約日当日に重要な条件の変更をされるのであれば、今日は契約締結せず、改めて建物の調査させていただき、お互いに納得した形で契約したいと交渉しました。しかし、仲介業者は一切交渉をする姿勢を見せなかったため、その場でAさんと相談。このままではお互いに信頼しあって契約することはできないと判断し、契約を取りやめることにしました。